26歳男:競馬が大好きな会社の先輩の生き様

ギャンブルには全く興味が無かったのですが、26歳の時に転職した会社の先輩がめちゃめちゃ競馬好きで、いつも会社にカバンではなく競馬新聞と赤ペンを持ってきて、暇を見つけては競馬予想をしていたぐらいでした。しかも、仕事の話をしている最中に例え話が全て競馬で話してくるので、言ってることがよくわからないことだらけで困りました。

入社して半年ぐらい経ってから、休みの日にその先輩に誘われて競馬場へ行きました。待ち合わせ場所に行きビックリしたのですが、会社の先輩たちがたくさん集まっていて、話しを聞いているとその競馬好きな先輩に影響されて競馬を始めた人が殆どでした。

朝の1レースから行ったのですが、毎レース先輩たちに色々教えてもらい、競馬が終わった後も居酒屋で反省会のような飲み会が始まり、一日を通して社会勉強できました。

それから職場でも競馬のことを先輩から教えてもらってだんだんハマっていきました。毎週先輩たちと競馬場へ行くことになり楽しい日々を送っていたのですが、その競馬大好きな先輩が競馬が好き過ぎて競馬場の運営会社に転職することになりました。

退職されてから、一緒に競馬を楽しんでいた先輩たちも気が抜けたのか、競馬の話をだんだんしなくなり、一緒に競馬場へ行くこともなくなりました。

でも僕はまだまだ競馬にハマっていたので、休みの日は競馬場へ通っていました。すると、声をかけられ振り向くと先輩が立ってました。しかも清掃員の恰好をしていて、話しを聞くと競馬場の清掃員アルバイトをしているとのことでした。正社員でそこそこの役職に就いていた先輩が、年配のおばちゃんおじちゃん達と混ざって仕事をされていることにビックリしましたが、表情も明るくなられてものすごく仕事を楽しんでいらっしゃる印象を受けました。

「仕事も競馬もギャンブルやで!」

と、わかるようでわからない言葉を残し、捨てられた馬券を一生懸命拾う姿に、男らしさを感じました。

その先輩は掃除をしながら、競馬場を眺め、そして馬券を買うことに生きがいを感じているようでした。