45歳 男性 人気薄の逃げ馬が怖いと知った日のこと

私は競馬を始めて20年以上が立ちます。
馬券を買ったきっかけは職場で競馬好きの上司がG1レースの話をしているのを聞いたことでした。
G1レースの馬券ので2年くらい買っていましたが、次第に競馬の面白さにハマり、G1以外のレースに興味を持つようになりました。
また、少し競馬のことが分かってきますと新聞の印ばかりに頼らず、自分で予想して穴馬券を取りたい、とも考えるようになりました。
そんな時に聞いたフレーズが、「競馬は人気薄の逃げ馬が怖い」というものです。なので新聞で印の入っていない逃げ・先行馬をチェックするようにはなったものの、まだ自分では人気薄の馬から馬券を買う勇気がわきませんでした。お金をどぶに捨てるような感じにも思えたからです。
しかしある日、私の先の馬券生活に影響を与えるレースが出現したのです。それは平場の京都競馬場のダート1800メートルの1勝馬クラスのレースで、頭数は10頭。新聞を見ると、「逃」、「先」のマークがついている馬はたった2頭のみ。残り8頭はいずれも「差」、「追」の馬で、しかも人気馬は「差」、「追」の馬に集中していました。つまり、「逃」、「先」の馬は両馬とも人気薄で、「競馬は人気薄の逃げ馬が怖い」という格言の教科書のようなレースだったのです。
ただし、先行脚質の2頭がともに人気薄でしかも前走10着以下の惨敗だったので、私は「人気薄の逃げ馬が怖い」というパターンにはまっているということをはっきり認識しつつも、馬券は1番人気の追い込み場から買ってしまったのです。
さて、結果はどうなったか?レースは戦前の予想通り、人気薄のこの2頭が先頭と2番手につけてスローペースで淡々とレースが進行し、結局この2頭が最後まで後続の馬を寄せ付けずに1着と2着を独占。馬連の配当は200倍くらいになりました。私が軸にした追い込み脚質の1番人気馬は追い込みが不発で6着敗退。
「あぁ、このレースは先行馬2頭の1点買いで良かったんだ・・・。馬連200倍とは・・・」この日は夜の夢で出てくるほど後悔しました。このレースを機に私の馬券は基本先行馬を軸に組み立てることになっていきました。